国際一村一品交流協会
一村一品運動の背景・進め方・理念 一村一品運動の実践〜ローカルにしてグローバル 一村一品運動の実践〜自主・自立・創意工夫
一村一品運動の実践〜人づくり 一村一品運動の成果 一村一品運動を通じたローカル外交

一村一品運動の三原則に沿って、大分県における実践例を紹介します。

(1) ローカルにしてグローバル

 特産品づくりでは、乾椎茸、カボス、ハウスミカン、豊後牛、麦焼酎などが全国的なブランドとして育っています。
 大分県の乾椎茸は品質、生産量ともに日本一です。2001年の生産量は1,425t、全国シェア29%です。カボスは大分県がほぼ100%のシェアをもつ柑橘類です。生産量は6,050t(2001年)。カボスを原料とした様々な加工品も製造されています。甘くておいしいハウスミカンの生産も非常に盛んとなりました。生産量は5,630t(2001年)、全国シェア9.2%、全国4位の生産量です。豊後牛の肉は品質がよいことで有名です。2002年の全国和牛能力共進会でグランドチャンピオンになりました。また、大分県は全国一の本格焼酎の産地です。麦焼酎にカボスを浮かべて飲むと一層味がまろやかになります。
 以上の特産品は、生産技術を磨き、創意工夫を重ねた結果、品質が高められ全国的なブランドとなりました。一村一品運動では、このように高付加価値な産品をつくり出し、結果として地域の振興を図っていくことが狙いの一つです。

 一村一品運動は特産品の生産のみではなく、ムラづくりやマチづくりに取り組み成功した 例も数多くあります。湯布院町は独自の町づくり条例をつくり、自然環境や農業と共生したマチづくりを進め成功しました。久住町も「地球にやさしい」マチづくり進めています。直入町は、日本一の炭酸泉を生かし、外国との交流の中でマチづくりを進めてきました。大分大山町農業協同組合は人づくりとユニークなアイディア農業を進めています。いずれも、人口1万人かそれ以下の町ですが、全国的に注目される町となっています。

 また、スポーツ面ではサッカーの「大分トリニータ」が念願のJ1に昇格しました。毎年秋に 大分市で開催される「大分国際車いすマラソン大会」も2002年の大会で第22回を迎えました。毎回400名前後の車いすランナーが参加する世界一級の大会となっています。文化面では、「別府アルゲリッチ音楽祭」や「大分アジア彫刻展」など国際的な催しも行われています。

 一村一品運動は地域の資源や特性を生かし、それに磨きをかけ、グローバルなものまでに高めていくことを目指す取り組みです。

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