国際一村一品交流協会

Q−24.その生活改良普及員はどんな方法で農民の組織化を図ったのですか。

A.
(1)市町村(地域や農村)の中で、主に農村集落単位で、女性を対象に「生活改善グループ(いずれ一村一品加工グループの母胎となる)」を設立。

(2)この生活改善グループの各種研修・現場指導の中で、地域の特産品を使った「ものづくり」、つまり「一村一品」運動の周知及び実践を指導しました。

(3)この生活改善グループの中から、≪農業を守りながら(捨てずに)》、数人単位(仲間)で自分たちが作っている農産物また地域のものを使った「モノづくりグループ」が産まれてきました。

(4)生活改良普及員は大半が女性職員で、栄養士の資格を持っています。

(5)一村一品活動によって、副次的価値として、(1)女性の地位の向上、(2)ジェンダー問題(反対から言えば、農村に残る性差別的因習や風習・慣習の改善)、(3)社会進出、(4)やる気、(5)やりがい・生き甲斐などを大幅に助長し、地域の祭事、防災活動、教育支援など積極的に下支えするようになり、地域づくりに重要な役割を担うようになりました。
一村一品運動の付加価値は当初、経済的価値(儲け)だけを想定していましたが、活動を継続していく中で、このような価値(人間的価値・地域社会的価値)に気付きました。

 

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