第8回アジア九州地域交流サミットカンボディア会議には、中華人民共和国、インドネシア共和国、ラオス人民民主共和国、マレイシア、フィリピン共和国、タイ王国、ヴィエトナム社会主義共和国、日本国、カンボディア王国から、それぞれの政府や自治体、組織を代表して46の代表がプノンペン市に参集して開催された。
 会議では、「地域間交流を通じた、人材育成・地域産品の開発推進と持続的な観光事業開発」のテーマの下に、地域の発展にとって共通の課題である人材育成と地域産品開発、観光事業について、それぞれが現状などを報告するとともに、今後の参加地域間の協力や取り組みについて協議した。また、会議の冒頭に、カンボディア王国フン・セン首相が「人材育成の可能性を中心戦略とする新たなパラダイム(方法論)構築を軸として、投資を促進し、経済成長を生み出すための良好なビジネス環境の構築に焦点をおき基調講演を行った。
 本サミットに合わせて、サミット参加地域を紹介する「写真展」も開催され、参加地域の魅力などが紹介された。
 本サミットは、閉会にあたり、参加地域の持続的な発展や共通の課題解決のためには、相互協力・交流が重要であるとの共通認識のもと、次のとおり「プノンペン宣言」をここに宣言する。

1  持続的発展を続けていくうえで、特に必要となるのは人材の育成であるとの認識の下に、参加各地域は留学生支援や研修員の受入など人材育成のための相互の交流と協力に努める。
2  地域産品の開発推進には、自治体レベルでの経験や知識、技術等の蓄積と、市場戦略が必要であることから、参加各地域は、これらの共有による諸課題の解決に向け、相互の交流と協力に努める。
3  グローバリゼーションの時代では、情報の流れはより速く、複雑なものとなる。持続的な観光事業開発には、競争力を維持するために、情報技術発展のための戦略的協力体制を固める必要があることから、参加地域は相互の協力に努める。
4  地理的、文化的に近接性の高いアジア各地と九州は、21世紀に共に発展すべき地域であることから、参加地域は、民間企業、NGO、関係機関との強力な協力関係のもと、アジア九州地域交流サミットで築きあげた情報や専門技術、さまざまな資源などを交流・交換するためのネットワークを活かし、相互に経済、文化、スポーツなど多様な分野の様々なレベルでの交流と連携が深まるよう努める。

2002年11月16日
カンボディア王国プノンペン市にて



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